今回は「説明の一流、二流、三流」についての紹介です。一流は誰でもわかりやすくて、共感できる説明をする!と表紙に書かれているとおり、一流の人は話の適切なまとめ方を知っています。
本書を読むことでその知識を得ることができるため、ビジネスマンは読んでおいて損はない本と言えます。今回も10分程度で流し読みで理解できるようまとめますので、どうぞ適当にゆるーくお読みください♪
営業成績ビリから「伝わる話し方スクール」の運営者へ
この本を読むことで、説明力(コミュニケーション能力)が確実に高まります。著者の桐生さんは上司から「結論はなに?」「、、、で?」といったことを言われ、左遷まで経験している方です。
そこから「伝わる話し方スクール」を運営するために並々ならぬ努力をされたと思いますが、そこで教えられている伝わる話し方のメソッドを凝縮している本です。

MECE(ミーシー)って知っていますか?
最近会社の研修などでロジカルシンキングを学ぶ際にMECE(ミーシー)という言葉を知りました。本書を読んでいたところ、同じ言葉が出てきて、説明力にもMECE(ミーシー)が関係するのかと驚きました。
このMECE(ミーシー)は「モレなく、ダブりなく」という意味です。
考える際にはMECEという考え方がとても大切ですが、話す際には大胆に削ることも大切になります。
つまり、一番大事な部分にフォーカスして説明することが大切なのです。
意識すべきなのは、真芯を意識することです。言い換えると、以下のとおりとなります。
・もし10秒しか時間がない場合なにを伝えるか?
・もし1行しか書けない場合、どのように書くか?
上記を意識することが、一流の説明力を身につける際に武器になります。
詳しく説明するのではなく、対比によって伝える
「このサプリは食物繊維が20g取れます。」と
「さつまいも1本の食物繊維は5gです。このサプリ1粒でサツマイモ4本分の食物繊維が取れます。」
このサツマイモと対比することによってイメージが湧きやすくなることを感じないでしょうか?
また、Before→Afterを意識することも大切です。
「この講義を受けると、今までの英語力が10倍にUPします。」
相手がポカーンとしているときにもっと詳しく説明しないと!と焦るのではなく、他のものと対比することを心がけましょう!
これって中田敦彦さんがよく使っているワザやん!って思いました!
そしたら本書の説明についても投稿してました、、、笑
(1時間程度あるので、時間がある人はそちらを見た方が理解しやすいです。)
適切な説明時間の考え方
これって結構難しいと思います。本書でもそう書いていました。
実際、部長や課長ってたくさんの会議で忙しいので、どれくらい時間があるのかよくわかりません。
私の会社であれば、スケジューラーが設定されているので、だいたいのスケジュールは把握できますが、その人がスケジュール登録しない杜撰な人の場合、どれくらい時間をかけられるのかわかりません。その場合、
・思い切って聞く
・頑張って察する
・こちらから時間を提示する
これを心がけることが大切になります。

実は最近書いているブログでも10分程度で読めるようにまとめるようにしています(笑)
ちなみに人が1分間に読める文字は400〜600文字程度です。
⇒10分間で読める記事は4,000~6,000字程度にするように心がけるようにしています。
ロジカルシンキングのキング
なんだかダジャレみたいですが、「ロジカルシンキングのキング」=「ロジックツリー」です。
状況を把握したり、問題を解決するために使われるフレームワークです。
なに?を分解する(What:要素分解ツリー)
なぜ?を分解する(Why :原因追求ツリー)
どのように?を分解する(How:問題解決ツリー)
この3つのツリーを使いこなせられれば、一流に近づくことができます。
慣れてこれば3分くらいでロジックツリーを書けます!無駄に3分考えるよりは、ロジックツリーを書いた方がスピーディに問題解決ができる可能性があります。(さらに慣れると頭の中でできるそうです)

事実→所感の流れで語る

あの仕事って終わった?

すみません、もう少し時間がかかります。(所感)
と答えた場合、先輩としては、じゃあどれくらいでできるのか?と追加で質問することを想像できませんか?(短気な先輩だと、これだけでイライラスイッチが入ってしまうかも・・・)

すみません、まだ終わっていません。(事実)
あと3時間あれば、まとめられると思います。(所感)
つまり、所感のみで説明するのではなく、事実→所感の流れを意識して話すことが大切です。
報告はビジネスパーソンにとって、基礎中の基礎です。事実と所感を明確に分離し、わかりやすい説明を徹底しましょう!
プレゼンや人前での説明には?
まず、パワーポイントで資料を作るときに、キレイにつくることを意識する人が多いと思います。
一流のビジネスパーソンはキレイにつくることを目標にはしていません。
「聞き手に行動を起こしてもらうことを目標」に作ります。(プレゼンについてはこの本もおすすめ)
つまり、どのような行動(お客様に何かを購入してもらう・上司から決裁をもらう・プロジェクトを動かす)をしてもらいたいかを常に意識することが大切です。
100分の1行動療法とは?
本書を読んで、はじめて聞いた言葉:「100分の1行動療法」
皆さんは知っていますか?
行動療法とは、行動を変えることで、結果を変えることです。
さらに100分の1とは全部に取り組もうとせず、1個だけやってみるということです。
例えば、
・目の前に100冊あるうちの1冊を読んでみる
・ジムで60分トレーニングするのはだるいけど、ダンベル1回だけでもあげてみる
などです。お気づきの方もいるかもしれませんが、行動することで、段々とエンジンがかかります。
この100分の1程度に小さく始めて結果を出すことが「100分の1行動療法」です。
この本にはこのブログで紹介したものを含めて、45のメソッドがあります。
まずはひとつ選んで実践してみましょう!きっと成果が出るはずです!
これ最近見たサラタメさんの動画でも同じこと言ってた!!!
今なら独学大全(定価役約3,000円)AmazonのKindleunlimitedで無料で読めます!
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