人生を豊かにするための やらないという選択

書評

今回紹介する本は井口晃さんが書かれた”やらない決意”という本です。
忙しいビジネスパーソンで本を読む時間がない人や、どんな本を読むか悩んでいる人にわかりやすく解説していきます。

本書ではお金・時間・人間関係・常識の4つにおいてまず”やらないことを決意”するように伝えています。ーすると、人生が少しずつ変わり始めるのです。


人生で成功する人と、しない人は一体なにが違うのか?

本書はいきなり”ノーベル賞級”の発明をしたのではないかと思っているといってきます。
正直、”は?なに言ってんの?”と思ってしまいましたが、読み進めていくと、
「人生で成功する人としない人はどう違うのか」という永遠の疑問に明確な答えが出せたと言っています。

こうすればいいと頭ではわかっているが、行動できない

やらない決意 p.5

これが成功を阻む最大の要因です。では行動できる人とできない人の違いは何か?

結論:意志のエネルギー

この意志のエネルギーは人動かすガソリンのようなもので、これを「大事なことだけ」に使うことができれば、誰でも必ず、自動的に成功する と本書では述べられています。

ところが、多くの人間は、肝心な時にガス欠状態に陥っています。
それは、意志エネルギーがさまざまな決断によって少しずつ削られていくからです。

つまり、
⇒なにをやるか、ではなく、なにをやらないかを決めておくこと決めておくことが大切

これまでのビジネス本の多くはアメリカで誕生

影響力の武器や7つの習慣など、これまでの多くのビジネス本はアメリカで誕生しています。
私も上記の本は読んだことがあります。とてもいいことが書いていますが、率直な意見を述べると
訳されている分、著者の思いが本当に伝わっているのかよくわかりません。
そのため、私は原文を読めるようなりたいと思っています。(まだまだ道半ばですが、、、)

しかし、この本は、日本人である、井口さんが書かれているため、日本語ネイティブの我々にとってはすっと腹に落ちるビジネス本なのではないか、と感じました。

絶対にやってはいけないこと

多くのビジネス本の99%は「目標設定」から始まっています。
つまり、どのようになりたいか?どれくらい稼ぎたいかを紙に書き出し、見えるところに貼っておく
あのお決まりの行動です。

井口さん曰く、これは”いいこと”でもなければ”悪いこと”でもなく、”絶対にやってはいけないこと”です。

冒頭でも説明した通り、”意志エネルギー”を肝心なところで使える人は自然と成功します。
この”意志エネルギー”は決断することで、消費します。つまり、目標を紙に書き出すという行動を取ることが”意思エネルギー”の浪費につながるのです。

マルチタスク人間になるな

”意思エネルギー”を消費する行動は”決断”です。つまり”決断”を多くすること(=”マルチタスク”)は”意思エネルギー”を浪費する行為です。

成功者は常にシングルタスク(=一点集中)で動きます。

つまり、マルチタスクはしんどい割に実入りが少ないが、シングルタスクは集中力が高まるため、周りが気にならず、疲れにくく、さらには成果を伴う確率が増える行為です。


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