私ももうすぐ30歳となり、就職して約10年が経とうとしています。
独身時代は給与明細の手取り額のみに注目し、結婚したいまはお小遣い制のため自分の給料に興味があまりなくなってしまっています。
これでは良くないと思い、ふらふらっと入った本屋で見つけた本書で自分の給料明細を見直してみようと思いました。
マネーリテラシーを高める上でもおすすめの本と思いましたので、気になったポイントをピックアップして解説していきます。
住民税について
本書を読み始めると、2年目社員の人が昨年より給料が下がっている給料明細を見て愕然とするシーンから始まります。確かに、自分も初任給が2年目の途中までもらった給料の中で一番多かったような気がしています。
住民税は昨年の収入に対して1年遅れで収める税金のため、2年目から給料が下がったように感じてしまいます。
会社員はお金のことについてほとんど会社が処理してくれるため、あまりお金の知識を持たずに成長していきますが、結婚やマイホーム購入などを考えるとそれではまずいのです。
しっかりお金に向き合うために本ブログを読み、気になりましたら、本書を購入してみてください。

給与と給料の違い
給与とは、給料や手当などの会社がみなさんに支払うものです。
一方その中の給料とは基本給を示す言葉です。
基本給とは毎月定額もらえるお金のことです。会社が事前の告知なしに基本給を下げることは法律違反となります。
なお、基本給が低く、手当が多い会社は要注意です。手当はいつ減らされるかわからない上、残業代やボーナスは基本給から計算されることが多いため、毎月の給料と比べて、残業代やボーナスが少なくなる可能性があります。

控除とは
給料明細の控除の欄をしっかりみたことのある人は少ないと思います。
この控除のうち、税金は”所得税”と”住民税”のみです。その他の”健康保険料”や”厚生年金保険料”などは一括して”社会保険料”と言われます。
つまり給与から控除されるは”所得税”と”住民税”のみで”社会保険料”の負担が大きいことがわかると思います。

まとめ
給料明細の読み方をおさらいすることで、自分が稼いだお金が世の中の何に役立っているのかがわかり、ニュースなどにも興味が出ると思います。
制度を知っておくことで、自分に得する情報をゲットできるチャンスも広がるため、お金の勉強=卑しいと考えずに、積極的に勉強すべきです。
本書はかなり基本的な内容が書かれているため、新入社員の方にはぜひ読んでいただきたい内容です。
給料明細の読み方を会社が教えてくれると思っていたら大間違いなので、自分で行動しましょう♪
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