たった1日で声まで良くなる話し方の教科書

書評

これまで話し方や聞き方の本をたくさん読んできました。

その中で、高確率で参考文献として紹介されているのが
こちらの本


話し方や声に自信のない人・悩みを抱えている人は
本当に多いと思います。

かくいう私もそうで、たくさん本を読み漁っています。

著者はアナウンサー活動の傍ら、オリジナルの話し方レッスン
を展開しています。

これまでの経験から、少しのコツで
声も話し方も劇的に変わると言っており、
とても参考になる本と感じました。

どんなことを話すかよりも大切なこと

2020年(コロナによる延期で2021年開催)東京オリンピック
の招致を決定づけたのは日本のプレゼンテーションです。

お・も・て・な・し

とゆっくり話している動画を見たことは多いと思います。

このプレゼンを指導した人は元々スピーチライター
でしたが、伝え方が一番大切だと語っています。

本書では、『声を整える』メソッドを紹介してくれます。

声を変えれば印象が変わり
話し方を変えれば人生が変わります。

本書にも通ずるところがあると思います。

魚住式メソッドについて


  • 声の出し方、場面に応じた声の高さ・低さを
    理解することで、印象が劇的に変わります。
  • 話し方
    どんなことを話すかにフォーカスするのではなく、
    音の高さ、スピード、抑揚を使い分けることで
    劇的に進化します。
  • 会話のコツ
    著者が失敗を繰り返して得た生きた知識を
    そのまま紹介してくれます。
    魚住式メソッドの一番のポイントは、
    トレーニングをすることで誰でも効果がある
    ということです。

話すことはスポーツと同じ

著者自身は高校生の頃放送部だったそうです。
NHK杯全国高校放送コンテストに出場し、
5000名の中から3位になる実力だったそうですが、
そこには並々ならぬ努力があったと語っています。

そこで感じたことは、
トレーニングしないと話し方は上手くならない

ということです。

いい声を出すために必要なこと

  • 腹式呼吸
    腹式呼吸で話すと喉が枯れませn。
    声にもエネルギーが宿り、パワフルな印象を
    与えることができます。
  • 共鳴
    共鳴させることで、声が聞き取りやすくなり
    話が伝わるようになります。
    でも、共鳴って何のことかわからないですよね?
    共鳴とは以下の通りです。
    声を発声させるのは、空気が声帯を通過し
    声帯が震えることで発生します。
    この時に、口腔や鼻腔、頭蓋骨内の腔で
    増幅させることを言います。
  • 滑舌トレーニング
    これは、イメージがあった方がわかりやすいため
    Youtubeなどで見てみるか、本書を購入してみましょう。

    副産物として小顔になれることがあるそうです♪

おすすめトレーニング

本書ではカウント腹筋と言われるトレーニングを
お勧めしています。

これは、腹式呼吸と滑舌トレーニングを同時にやることです。

ウエストが細くなったり、下腹が凹むなどの効果も期待できます。

やり方はお腹に手を当てた状態で
1〜10までカウントします。
カウントと同時にお腹を凹まして空気を吐き出します。

これを3セット連続でやると言いそうですが、
実際にやってみると少し汗ばみます。

まとめ

巻末には特別付録として
魚住式メソッド50のコツを一挙公開
してくれています。

特におもしろかったのは、
朗読を通じて、『言葉の反射神経』を磨き続けることが重要
というポイントです。

朗読なんてしたことなかったので、
一度取り入れてみようと感じました。

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