【登山好き必読】教養としての気象と天気

書評

登山をする人にとって天気ってとても大事ですよね?
また、気象と天気に関する教養を身につけると
老若男女、誰が相手でも会話に困りません!

例えば、”大気の状態が不安定です”と言ったワードを
天気予報で聞くことが多いと思います。

その意味を明確に説明できるのであれば、
本書を読む必要はないかもしれませんが、
その他にも気象と天気について
詳しく解説してくれています。

今回は、特に面白いと思った内容を
つらつら書いてみます!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

教養としての気象と天気 [ 金子 大輔 ]
価格:1650円(税込、送料無料) (2022/4/30時点)


大気の状態が不安定ってどういう意味?

大気の状態が不安定=雷や雨が降る
と言ったイメージを持っている方は
多いと思いますが、大気の状態が不安定とは
一体どのような状態を指すのでしょうか?

本書では、だるまに例えてとてもわかりやすく
解説しており、だるまを正しい向きに置いておけば、
安定するが、正しくない向きに置いておくと、
コロコロ転がり、正しい向きに戻ろうとする
性質があります。

これは天気でも同じで、具体的には以下のパターンです。
・暖かい空気(軽い)が地表・冷たい空気(重たい)が上空
 にある時、大気が不安定となります。

夏の午後に、天気が崩れやすい理由は、
強い日差しで地表が暖められる一方で、
上空に冷たい空気が流れ込みやすいためです。

雷から身を守る方法

登山者にとって、恐ろしいのは雷かと思います。
雷は積乱雲の中にある大小の氷が擦れ合い、静電気が発生することで
起こります。

基本的には空気は電気を通しにくい性質のため、
流れやすい場所を探して、電気が流れるため、
ジグザグの形を取ります。

雷から身を守る方法のベストとしては、
速やかに頑丈な建物か車の中へ避難することです。

建物に逃げられる場合、万が一に備えて、コンセントからも
離れておくことをお勧めします。

しかし、屋外にいる場合は、
高い木から離れ、地面にしゃがむ必要があります。
高い木の近くにいると、木のおちた雷が、木→人へと
放電する”側撃雷”という現象が発生します。

さらにポイントとしては、足を閉じることも大切です!
足を閉じることで、雷が体の中(心臓)を通らず、
足だけで大地に流れていく可能性があるためです。

さらに、恐怖心と耳の鼓膜を守るためにも、
耳を塞ぐ必要があります!

これから流行る気象用語

JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)

ポーラーロー(極気団低気圧)

シアライン

クラウドクラスター

これらの言葉を知るためにも本書を読んでみてはいかがでしょうか?

もっと簡単な本を探しているならこちらもおすすめです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました